待っていたことさえ忘れた頃、
やっとわが家に届いたのは?
「チャオ!今日出すから2週間だよ~ぉ、
マダム」と・・・GWの真っ只中、
4月後半ミラノ郊外の名門ワイナリーで
言われて久しい「無農薬ワイン」です。
届いたんだ。ホッ!としたのも・・・
つかの間だった(笑)
いい加減なイタリア人がここで
終わるわけはない。
ムムムッ!本数はあっているが、
頼んだワインと違うワインが入っている。
そして、頼んだバルサミコ酢とラベルが
違う???・・・とココまで真剣に考えて、
妙に笑いたくなった。
そして、自らの”つきとめる思考”を
思いきって停止した。。。
だって、きっと、たぶん、彼らは日本に
ワインを出荷することさえも思いきり
よく忘れていたんだろう。
そして、督促が何度もきて出そうと思ったら?
今はないものがある。
・・・と気がついて、それじゃあ!
別のものを入れて送っただろう事は
しごく容易に察せられた。。。
「ケ・セラ・セラ(なるようになるさ)」
そんな生き方がにじみでるような
そんな思いで生きる彼らは、電気を買うほど
貧しい国にくらすとは思えないほど
ほんとうに明るかった。
そして、誇りをもって働いていた。
そして、自然に世の中にヒトに翻弄される
ことさえも、ありのままに受け入れる素地が
あるように感じたからかもしれない。。。
会社経営をするようになって、特によく
使うフレーズがある。
それは、「大勢に影響がない!」である。
「大切な思考の芯(根幹)」に関しては、
妥協はしないし、してはいけないと思うんですが、
それ以外の大枠(大抵のこと)は、結構許せる
範囲のブレという理解になったのかもしれません。
それに・・・イタリアほどではないにしろ、
これだけ信じられない無策の政府に放浪される
国民としては?(苦笑)
多少のブレやバグは覚悟していないと、
精神的に病んでしまいそうと、多分、わが心の
センサーが「チャオ!タイム」を受け入れたのかも?
そんなこんな考えながら?長旅ワインを
いただいた。
「おいし~~~い!」あんなにいい加減に
作っていても、こんな美味しいワインができるとは?
結論!!! チャオ!なイタリア人は、
愛されてるんだなぁ~神様に。
by K