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110年の原酒樽・・・「NIKKAに感謝!PRin計画 kumi komoda」/余市・北海道

10年8ヶ月ぶりに、北海道・余市ニッカウヰスキー余市蒸留所の地をふんだ。

おとずれると誇らしい気持ちになる社名の刻まれた重厚な石の門扉、静謐な空気に、ふきわたる北の冷たい風、低くたれこめる重い雲、ウヰスキーの故郷イギリスによく似た気候をえらんで世界最高・至高の蒸留所を造ったニッカ創始者竹鶴政孝氏の気概が、ただただ伝わってくる。
この波動は10年前訪れたときも、今もまったく変わらない。

20101204114102_1.jpg2000年4月に仕込んだマイウヰスキー原酒樽は、彼が最後まで愛した余市蒸留所の真ん中SINGLE CASK YOICHI DISTILLERY since1934で、樽の原酒30%といわれる天使の分け前(蒸発と気化)を神さまにはらって残りの樽70%の原酒が無色透明から琥珀色になるまで、2000年から10年間しずかに眠っていた。
今日はその樽が開けられて飲める初めての日。

「ウヰスキーの原酒樽は100年経った木で作られているので、10年経たこの琥珀色のウヰスキーには、110年の時が刻まれているという。」

20101204115209_2.jpg2000年に樽蓋に書いた10年後の自分へのメッセージ・・・この樽がなかったら?
ワタシはとっくにすべてを投げ出して、逃げ出していただろう。
いま、この10年・・・110年の人生熟成時間を与えてくれたすべてのヒトに出会いに感謝したい。

「NIKKAに感謝!PRin計画 kumi komoda」