鮨折は”父のお土産の王道”だった。
子供の頃、父の帰宅クルマの音を聞いて玄関に駆け出すと鮨折を父からポ~ンと手渡された記憶が鮮明にのこっている。
お刺身はスキだが、お鮨(鮨飯)はキライな父が、お鮨好きな母と娘のために、いつもお鮨を買ってきてくれるのが子供ごころにとっても不思議だった。
不思議だったが・・・家に居る私たちを忘れないでくれたのが、すごくうれしかった。
いまでも・・・お土産に鮨折をいただくと?「あ~気にしてくれたんだ」と心があたたかくなる。
やっぱり!鮨折は”お土産の王道”だと実感する昨今。
●すし 吟遊/神楽坂