サクラ・ウォッチャーなんです。
白くけぶる朝もやの季節・・・花冷えサクラの咲くこの季節・・・
寒い空気と鼻をくすぐる甘い香りがミルフィーユされたような、なんとも切ないあたらしい季節が、いくつになってもやっぱり大好きです。
この季節は朝に夜に、わが家の眼下にひろがる青山墓地を見てはるか昔、夏休みのアサガオ研究のように、日々違いを確認しないとなんとなく落ちつかなくて、”定点観測”が欠かせなくなる。
ほんとうに”サクラ・ウォッチャー”である(笑)
宝塚の主役を追っかけるような感じかもしれない。
とくに早朝のまだ夜が覚めやらぬほんの一瞬は、カメラマンが使う白いフィルターをかけた異次元にまよいこんだようなそんな不思議な気分になる・・・そんな今週。
でも、来週には緑のマントをまとったサクラは”主役を降りて”他の街路樹とかわらない”ただの木々”となってしまう。。。