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天ぷらは電磁調理器で!/ ひのきざか

鳴り物入りで大阪に登場したリッツ・カールトン創業時から、大人気だった「花筐(はながたみ)」の天ぷら職人A氏は吉兆出身。
先代の目が光っているころの吉兆で厳しい修行をしたという御仁のこだわりある言葉は、憎らしいくらいイチイチ含蓄がある。

「扇子(せんす)とお店は、広げると倒れる!」それが口癖だったという吉兆の先代は、名料理人であり名経営者だったという。
「まかないで料理人の腕はぜ~んぶ決まるんや!ひとり500円で1日どれだけのモンが食べられるか?考えてみなっせ!」
それを聞いてから・・・料亭でつかう野菜をチャンと洗ってむいた皮を取っておいて、まかないピラフに入れたという。
だって、人参の栄養は皮の下が一番あるんだから・・・と。

食のお仕事で知り合って以来、食の奥深さを具体的に楽しく教えてくれる師匠でもあるA氏。
リットカールトン東京”ひのきざか”で和食の天ぷらカウンター担当のご案内をいただきながらも・・・駆けつけられず。
無類の天ぷら好きな父の発案で、やっと、今夜足を運ぶ事ができた。
それも〆は”おうどん”が食べたいと言うわがままをかなえてもらいながら。

20081115205125_1.jpg美味しい!それも電磁調理器で作っているとは脱帽!である。
なんでもガスだと?天ぷら油はお鍋にそって上にあがって真ん中から下へ対流するが、電気はその逆で真ん中から鍋にそって下へ対流するらしい。
カウンターは6席。美味しい天ぷらを食べたい時はココへ!

20081115213449_2.jpg●ひのきざか /リッツカールトン東京 六本木