幻のヴィンテージ1987年OPUS ONE !/パークハイアット東京
「”オーパスワン”セレブレーション スペシャルガラ・ディナー」
パークハイアット東京39階「ヴェネシアンルーム」に集ったのは、
友人で横浜にあるえみこ皮膚科院長澤村栄美子先生と、
日頃からお世話になっている税理士の伊藤英二先生です。
カクテルタイムのシャンパン(ルイ・ロデレール・ブリュット・プルミエ)
から、馥郁とした自信が感じられて、
いやがおうにも期待は高まります。
このOPUS ONEスペシャルガラディナーが、
「オーパス・ワン」側にとっても特別の宴だと気付くのに、
着座後時間はかかりませんでした。
なんと!・・・横には、辣腕広報デイレクターロジャー・アスルソン氏。
右斜め前には、最高経営責任者のデヴィッド・ピアソン氏と副社長、
パークハイアット総支配人ロバート・パーカーご夫妻が
座られています。
そして、”世界一のワインを作る男”としても名をはせる醸造責任者
マイケル・シラーチ氏のお顔も見えて、
私の前にはエノテカのご担当。
すごすぎる!横に座られた広報ディレクターロジャー氏曰く・・・
「オーパス・ワンのTOP4が一緒に動くなんて、あまりしないこと・・・
だから、今回宿泊も2名づつに分かれて僕たちは
Peniinsulaなんだ。.かなり、力が入ってるよ!今回!!」とのこと。
「オーパス・ワン」の真髄を心ゆくまで味わうために選ばれたのは?
ニューリリースされたばかりの2004年と、
グレートヴィンテージとして名高い1987年、1997年、2001年を、
ニューヨークグリル料理長アンドリュー・マキー特別コースを
あわせて、「ヴェネシアンルーム」にて行われました。
「もう、ナパ・ヴァレーに帰ってもないんだよ!
1987年のヴィンテージは・・・
ほんとに幻のOPUS ONEなんだから、
ぜひ、飲んで味わっておいて!」とおっしゃるロジャー氏の言葉を、
耳の奥(海馬)にしっかと録音して、しっかとお代わりを所望したのは
言うまでもありません
お皿に合わせて飲んだ印象(あくまで私感)は、
⇒に書いた通りです。
なんといっても、『オーパスワン』を
こんなヴィンテージで水平飲みができる機会なんて人生で
ただ1回だと思いますが・・・
些少な差異を書いたまでで、
4本ともぶっちぎりに美味しかったのは言うまでもありません。
●オーパス・ワン1987年 ⇒渋い、重い
CABERNET SAUVIGNON 95%、
CABERNET FRANC 3%、MERLOT 2%
●オーパス・ワン1997年 ⇒甘い、バニラ
ABERNET SAUVIGNON 82%、、CABERNET FRANC 8%
MERLOT 5%、MALBEC 4%、PETIT VERDOT 1%
●オーパス・ワン2001年 ⇒さっぱり
CCABERNET SAUVIGNON 87%、MERLOT 6%、MALBEC 3%、
CABERNET FRANC 2%、PETIT VERDOT 2%
また、オーパスワン年表&ブランドブックを見ると・・・
1979年スタート~1993年までの14年間(今回飲んだ1987年は3種)は、
葡萄が3種類又は2種類で少ないのですが・・・
1994年からは4種~6種と合わせる葡萄の数が多くなっています。
多くないと、今までの味を保てないという事実が発覚。
今年の春、メルシャン・勝沼ワイナリーにうかがった際にも同様の
「ここ勝沼の気候さえも、今まで通りのワイン作りには
暑すぎる環境になってきたので、
もう少し山の上・・・涼しい所へ移らなくては・・・」
こんな話を伺ったばかりでした。
地球全体の気候が急激な変動をして、
カリフォルニアナパヴァレーも温暖ではなく
熱帯砂漠化の傾向が出て、葡萄が小粒だったりと急激変化が
10数年前からあらわれてとの話を聞きつつ・・・
ここでも”環境による変化”実感させられました。
by K