記憶のかなたへ、坂の街・・・市電に乗って散策 / 函館
はるか15年ぐらい前、札幌・丘珠空港から飛んで・・・
一度訪ねたことがあった北の港町”函館”今回は2回目。
横浜・神戸・函館・・・異国情緒、港町、貿易、坂、異邦人・・・
みんなよく似ているけれど、即答できる一番の違いは?
函館は、「徒歩で歩けるちょうど良い大きさの街」ということ。
イタリアのフィレンツェも、そうこれぐらいの大きさだった。
朝市でゴハンを食べて、五稜郭を見て、次は元町・・・
たらたらとぶらぶらと散策・・・冷たい風、歩いているだけで、いやな事もつらい事も悲しみさえも、すべて流してくれそうです。
そして、驚くのは?この街がおどろくほど”変わっていないこと”
15年も経ったら?東京だったら?まるで竜宮城に行って玉手箱をあけたおじいさんの様になってしまうだろう。
そんな変わらない昭和(明治・大正かも?)な街を、世界一スピードの速い街TOKYOで変わりすぎた自分が歩く・・・
なんとも不思議な気分になった。
函館山の100万ドルの夜景も変わりなかった。
“立待岬(たちまちみさき)”石川啄木の歌碑とお墓がある見晴らしの良い岬(東京からいける範囲だと?爪木崎みたいな感じ)
前回は、暗記した啄木の歌を友人と競って詠みながら?ひたすら風の強い坂を立待岬へ向かって歩いたものでした。
前回きた場所で唯一今回いけなかったのが、ココです。
今度は立待岬に一番先に行こう!そんな誓いを自分にしながら、帰途についた。