マカオ・・・煙けぶる歴史の街/ザ・ベネチアン・マカオ(The Venetian Macao、澳門威尼斯人渡假村酒店)
2008年オープンしたカジノリゾート
マカオは大陸側から、フェリーターミナルやリスボア、サンズ等主要なカジノの多くが立地するマカオ半島、空港のあるタイパ島、ビーチがあるコロアン島の3つの部分から成る。
タイパ島とコロアン島の間はつながっており、その連結部分はコタイとよばれている。
コタイ地区は元来何もない平地で、ベネチアン(威尼斯人)マカオリゾートはこの巨大な敷地に建てられた大型リゾート。
従来マカオのカジノ市場はスタンレー・ホー氏により独占されていたが、2001年、アメリカのラスベガス・サンズ社 (会長兼CEO:Sheldon Adelson氏)とウィン・リゾート社に対してマカオ政府からカジノ経営権が付与された。
2004年にラスベガス・サンズ社が、マカオ初の本格的ラスベガス式カジノ「サンズ(金沙)・マカオ」をフェリーターミナルのそばにオープン。
2006年にはスタンレー・ホー氏の老舗マカオ「リズボア」の前に第一期投資額12億ドルの「ウィン(永利)・マカオ」がオープンした。
そして去る2007年8月、ラスベガス・サンズ社による総工費24億ドルと いう巨大カジノ、ベネチアン・マカオ・リゾートがオープン。
さらに年内にはMGM・ミラージュ社もウィンのすぐ裏(東側の海沿い)に「MGMグランド」をオープンする予定。
ちなみにラスベガス・サンズ社は2009年までに総額120億ドルを投じて、全部で14のカジノホテルを建てる予定。
マカオのカジノ市場は急拡大しており、2006年の収入は70億ドルとなり、ラスベガスの66億ドルを抜いたのだとか。
確かにロビーに入ると人、人、人……人の多さに圧倒される、珠海から拱北のボーダーを越えてきた人には人ごみに対する免疫ができていてちょうどいいかもしれないけれども、香港から入ってきた人には、人に酔うような感じを覚えるに違いない。
話し声が壁で反響するので、騒々しさも相当なもの。
ロビーまわりの他、3階のショッピングモールもむちゃくちゃ人が多いが、どうやらマカオの観光スポットということになっているようで、カジノも宿泊も関係ない人たちが大半を占めているようだ。
ベネチアン・マカオ
●ザ・ベネチアン・マカオ(The Venetian Macao、澳門威尼斯人渡假村酒店)
TEL:(853)28828822