望楼NOGUCHI登別 スローな空間でスローな時間を!今年最高のお宿
「望楼NOGUCHI登別」
お宿フリークとしては一度行きたいと思っていた
北に出来た新しいお宿へ、
急に行けることになったのは?なんと!
家人のかかえる”腰痛”が原因です。
世の男性陣の例にもれずフォーティアップな年齢は
働き盛りの多忙な日々・・・
それに足して移動の多い責任範囲、海外国内出張、
毎日の接待や残業の外食、やめられないタバコ、
そして、週末のゴルフが続き悲鳴をあげた”肝心要の腰”です。
マンダリンオリエンタルにある三井クリニックのかかりつけドクターの
仰るとおり、「1週間の安静」を経て、職場復帰ができたのは先週のこと。
しかし、
前述家人に競うとも負けない!?(自慢にはなりませんが)自分は、
努力はしたもののなかなか早く家に帰ることも出来ず・・・
少し反省な気分。。。
そんな折、知り合いの整体師の先生から
「登別の白濁のお湯が効くから・・・」と聞いて
3連休、ふたりだけの旅立ちとなりました。
千歳空港から道央自動車道を走り80分ほどでついた
登別温泉の奥の奥。
川を渡る時に見えた屋号プレートはなんとも味のある銅のプレート、
温泉の旅という印象が変わるほどモダンな玄関、
「望楼NOGUCHI登別」の旅は、ここから始まっていました。
黒い玄関を入ると左にモダンアートの展示そして光が
上と下からさす落ち着いたエントランスへ入る。
ソファーは黒のル・コルビジェだろうか?
テーブルでチェックイン時に出される”ブラッドオレンジジュース”は
絞りたての味がした。
お部屋は、5階のエグゼクティブスイート(ここは全室スイートです)に
通されました。
ワンルーム100平米はあろうかと思うお部屋からは
前の落葉樹の山が見えて、下に目をはせると川とわさび園が左に見えて、
昨日まで雪だった道には少し残雪が凍っています。
お部屋を見回すと・・・
フローリングの床は床暖房、ベッド横には個人テレビ、
クローゼットには、バスローブ、パジャマ、丹前、浴衣、スウェット上下、
靴下と至れり尽せりのフルライン(何も持ってこなくていいのね?)
冷蔵庫はフリードリンク。
そしてサイドテーブルにはコーヒーメーカーにポット、
コーヒー・お茶・紅茶・ワインの食器もすべて揃っています。
また、ソファー前にはおっきなTVとオーディオセットが鎮座まして
1階の「のぐち文庫」から借りれば?CDもDVDもすべて見れます。
洗面所も広く明るく展望風呂へ動線をつなぎます。
この展望風呂はガラス二重構造で上と下を開け分けることで
外からの視線はさえぎり、中からの視界は広げます。
ツララが下がるほどの寒さもこの露天風呂なら大きいし、
結構長くはいることも可能で、
湯治にもカップルにもいいのではないでしょうか?
今回のもうひとつの楽しみは、ここの岩盤浴とエステ!
展望風呂に入って向ったサロンは3階にありました。
フランスのDECLEORを使ったアロマティックコースは、
ふたり同時施術可能なお部屋で受けます。
ボディ&フェイシャル150分は丁寧で好感の持てる施術で、
夢のように過ぎました。
夕食までの時間では、
冬の葉っぱの落ちた窓の外を眺めながら・・・本を読みながら・・・
話しながら・・・ワインをグズグズ飲んで・・・
登別の時間はスローに優しく過ぎていきました。
大規模なリノベーションが成功した軽井沢「星の屋」よりも、
ここの方が建物の本体を残した分心が感じられて
好感が持てます。
まだ11月ですが・・・ここは今年最高のお宿ではないか?
そんな思いでこれを書いています。
by K