マダム植村にお誘いを受けて・・・リッツカールトン東京での
サンクチュアリー・ブランチ・パーティーに、
友人丸山直子さんとふたりで出席しました。
まわりを見回すと今回のテーマは「倒れるほど働いている女性」
なのかと思うほど、お仕事で顔見知りの多いパーティーでした。
さすが!粋な計らいに感激!
招待状と引換えのプログラムシートには
バラの花びらが張ってって、持ってあるくとほのかに
バラの香りが・・・会場全体に柔らかに広がっています。
ブランチ前の基調講演は、香水評論家でパルファム編集長の
平田幸子さん・・・マダムらしいラグジュアリーな一面だけでなく
男らしいワーキングレディの反面を持ち合わせたオトナの女性。
そのお話の中で、すごく心に残った部分・・・
「香りの記憶は海馬に残って、それも永遠に積み重ねられていく」
とのこと。思い当たること・・・いろいろな人の印象は、すべて香りと
いう気がしていたので、その話に聞き耳をたてました。
また、目で見る視覚部分は、次のものを見るために忘れていって
蓄積よりも最後に見たものの方が残るらしいということもわかった。
なんでも「香り」を扱ったのは、ローマ時代から王様やけん制を振るう
方のみが扱えるもので・・(なるほど!だから昔は毒殺が多いらしい)
“毒”をつくる人が”香水”も作ったので、王族の女性が勢力のある国
フランスへ嫁ぐ時には、絵画や宝石や金貨や召使とあわせて・・・
この「香りを扱える人」も必ずつれていったらしい。
そうそう、この国に嫁いだ
香りの3大美女のその①マリーアントワネットは
自邸プチ・トリアノンで自分の好きな”プチローズ”、”フリージア”等の
小花系をたくさん植えて、自分の香水原料としていた・・・
それには自分の匂いを隠すためということもあったらしいです。
そして、香りの3大美女その②クレオパトラは
“ローズ””ムスク”オイルで、高温乾燥のエジプトでの乾燥を防ぎ、
匂いを押さえる。それから虫除けとしても香りを使っていたとのこと。
また、香りの3大美女その③楊貴妃は、
ワキガの人がほぼ100%の沈族出身なため、
沈香の最高の香木(楠のしょうのう)である
“龍脳香(りゅうのうこう)”を使った家をその時々の王様に
建ててもらい匂いを防いで暮らしたらしい。
そんな話をしていたマダム平田が・・・
「どうしてもお仕事をしていると
オンナではなくオトコになってしまうので時々ローズの香りを
嗅ぐようにしています。
そうすると活性化されてくるので・・・もしかするとこれも古代の
女性の海馬に記憶されていることなのかも?しれませんねぇ」
会場の100名余の女性が、静かに頷くのを見のがさなかったワタシ!
閉会後、シュウ・ウエムラのサロンで、「ローズアロマ」を買っている
女性を5人発見! ワタシもモチロン!買いました(笑)
by K